―ぶどう栽培の日記⑤ 種よ、なくなれ!―
6月3日。前回お話したジベレリン処理、1回目が始まりました。
前回のブログでも触れていますが、ジベレリン処理は種をなくすためにぶどうの房一つ一つを手作業でジベレリン水溶液※に漬けていくという作業です。
これを1房につき2回おこないます。八天堂ぶどう園には約15,000房のぶどうがあるので合計約30,000回おこなうことになります。
※“ジベレリン水溶液”は添加物のようなイメージを持たれていると思いますが、植物ホルモンのひとつで自然界に存在するものです。
ジベレリン水溶液を入れたカップに一房ずつ浸していきます。
ジベレリン処理1回目完了。上に残しておいた2つの花穂のうち1つを取り除きます。
そして6月6日、この日は特別支援学校の生徒さんがジベレリン処理の体験に来てくれました。
学校の教室に残る生徒さんたちにもオンラインで少しでも伝わるように先生も一生懸命です。
ジベレリン処理をしても良い満開の房を探すことがとても難しかったです。
現地に来られた生徒さんも教室に残る生徒さんも興味津々!質問が飛び交います!
生徒さんも真剣に説明を聞いてくださっています。
高いところも、協力しておこないます。
少し緊張しながら慎重に作業をしてくださっていましたが、作業後には「楽しかったです」と笑顔が見られました。
来月には房に袋をかぶせる体験をしてもらう予定です。ぶどうの成長が楽しみですね。
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