ぶどう栽培の日記⑦ 摘粒 ―早摘みぶどうでSDGs-
いよいよ7月に入りました!暑い日が続いていますが、ぶどうの生育は順調です!
さてさて、八天堂ぶどう園には毎月のように視察や見学の方がいらっしゃいます。
今回は、取引先様が視察に来られ、摘粒体験をされました。
「摘粒(てきりゅう)」とは裂果(実が割れてしまうこと)を防いだり果粒(ぶどうの実)を大きくしたりするために、あらかじめ果粒を切り取り、密度を粗くする作業です。
摘粒をすることで、皆さんが思い描くぶどうの逆三角形の形ができるのです。
品種によっても異なりますが、だいたい1房30~40粒くらいが目安とのこと。
どの果粒を切り取ったらきれいな逆三角形になるのか素人にはよくわかりませんが、ぶどうのプロにはわかるようです!
観光農園でもぶどう狩りはよく耳にしますが、摘粒体験をしたことがある方は少ないのではないかと思います。貴重な体験です!!
摘粒をしなかったぶどう
どの粒を切り取るかレクチャーしながら切り取っていただきました。
切り取られてしまう果粒はもったいない!かわいそう!なんて気もしますよね。
八天堂ぶどう園はSDGsを意識した農園でもあります。その一環として、今「早摘みぶどうプロジェクト」として切り取った果粒をジャムに加工するプロジェクトが進んでいます!
ミキサーにかけた早摘みぶどう
ただ早摘みぶどうは、ぶどうの甘みが増す前に切り取ってしまうためとっても酸味が強いのが特徴。いろいろ思考錯誤しながら早摘みぶどうならではの美味しいジャムを開発中です。
試作中のジャム
どんな味になるのでしょう?ジャムの完成が楽しみですね!
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